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ミレスチミーチ社のコレクションワインの生産基準や種類は?

ミレスチミーチ社のコレクションワインは王族や貴族に納入される為に生産されています。

モルドバ共和国において、コレクションワインとして王族や貴族に納入される為には生産の一定基準が定められております。

どんな生産基準が定められているのか、またミレスチミーチ社のコレクションワインの種類に関して情報をまとめていきます。

ミレスチミーチ社のコレクションワインの生産基準は?

ミレスチミーチ社のコレクションワインは毎年生産されるわけではありません。

良い葡萄が取れた年に、厳選された葡萄のみ使用し製造が始まります。

また、葡萄を圧搾しオーク樽に入れ、そこから3年間触ることが禁じられています。

3年後に試食し、赤ワインのコレクションワインとして味わいになると予想出来る物のみ、更に5年以上樽熟成されます。

白ワインに関しては、試食した時点でコレクションとして瓶詰めされるワインと、さらに数年樽熟成されるワインがあります。

赤ワインは5年後より毎年試食し、瓶詰時期と判断した時点でびんづめを行います。瓶詰を行う時点で、コレクションワインとして不適当と判断されたワインは同じ名前のハイクオリティーワインとして一般販売されます。

白ワインは翌年から毎年試食し、瓶詰時期と判断した時点で瓶詰を行います。また、赤ワイン同様にコレクションワインとして不適当と判断されたワインは同じ名前のハイクオリティーワインとして一般販売がされます。

瓶詰を行ったワインは毎年試飲し、飲み頃と判断した時点で、王族や貴族等に納入が行われます。

王族や貴族に納入されていたミレスチミーチ社のコレクションワインは、一般販売が行われていなかったのですが、2007年に特定企業を介して、日本やアメリカ等の数ヵ国で限定販売がされました。

ミレスチミーチ社のコレクションワインのコルクは脆い?

コレクションワインの種類や時期によりますが、白ワインに関しては、政府より支給されたコルクを使用し瓶詰をした為、コルクが非常に短く又脆くなっている場合があります。しかし、ロウ付けによりワインの保存状態は非常に良い品質になっておりますので、安心して御飲食出来ます。

赤ワインは、ソビエト連邦よりモルドバ共和国が独立後に瓶詰めされたワインもあり、長期間保存がされておりますので多少コルクが脆くなっている場合があります。

コルクの付け替えは可能ですが、コレクションワインは他のワインとは違い非常にデリケートなワインの為、コルク付け替え時に酸化が始まり、良質なワインの品質を損なうことに繋がってしまう理由より、コルクの付け替えは行っておりません。

ミレスチミーチ社のコレクションワインの種類は?

ミレスチミーチ社のコレクションワインの種類に関して、調査してみました。

<白ワイン>

アリゴテ    1986年樽詰 1989年瓶詰 (アリゴテ)
フェテアスカ  1990年樽詰 1998年瓶詰
ソーヴィニョン 1988年樽詰 1997年瓶詰(ソーヴィニョン・ブラン)
ピノ      1990年樽詰 1998年瓶詰(ピノ・ブラン)
リースリング  1986年樽詰 1989年瓶詰(リースリング)
トランダフィルモルドバ 1986年樽詰 2005年瓶詰 白・アイスワイン

<赤ワイン>

カベルネ 1986年樽詰 1997年瓶詰 (カベルネ・ソーヴィニヨン)
カベルネ 1987年樽詰 (カベルネ・ソーヴィニヨン)
コードル 1987年樽詰 1998年瓶詰 (カベルネ・ソーヴィニョン75% メルロー25%)
ネーグル・デ・プルカリ 1986年樽詰 1997年瓶詰

ミレスチミーチ社のコレクションワインは1990年代に瓶詰されている製品が多く、とても歴史を感じられる味わいと深みある風味です。

まとめ

今回は、ミレスチミーチ社のコレクションワインの生産基準や種類に関して、まとめてみました。王族や貴族に納入されるワインは、厳しい判断基準に達したワインのみ出荷が行われます。

ミレスチミーチ社の地下貯蔵庫は全長200キロメートルまで及び、「万里の貯蔵庫」ともいわれております。国内外でも、ワインテイスティングコンテストにおいて、40以上のゴールドメダルも受賞しています。

知れば知るほど、飲食してみたくなるワインですよね。モルドバワインに関しての記事も記載していきたいと思いますので、宜しくお願いします。最後までご愛読ありがとうございました。

モルドバワインについての詳細の記事はこちらです♪

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