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モルドバワインとは?特徴やおすすめの赤白ワインは?

「モルドバワイン」という言葉を皆様は耳にしたことはあるでしょうか?あまり聞き慣れていない方が多いと思われます。

モルドバ共和国は実は、世界最古のワイン作りの国といわれています。王室専用のコレクションワインは独特の古き伝統を守り製造されています。

また、モルドバには世界中から集められたワインセラーもあり、世界一大きなワインコレクションセラーとしても、ギネスブックに登録がされています。

 

知れば知るほど、モルドバワインを味わってみたいと思うはずです。

今回は、モルドバワインの歴史や特徴、おすすめの赤ワイン白ワインに関してまとめていきたいと思います。

 

モルドバワインとは?歴史や特徴は?

 

モルドバ共和国という国は、国土の75%以上が兵陸地であり、非常に葡萄作りに適しています

葡萄作りに適したモルドバ共和国は、7000年以上前に自制した葡萄により、葡萄園として有名でした。

 

ワイン造りが始まったのは、紀元前5000年頃。自生した葡萄により、各家庭でワインが造られるようになりました。

紀元前3000年前には、職業としてのワイン生産が行われるようになりました。紀元前2500年頃のギリシャ統治下の時には、モルドバはワインの一台生産地となりました。

 

モルドバで製造されたワインは、商品の対価として近隣諸国へ広がり、紀元前1700年頃にエジプトに、紀元前1500年頃にはエーゲ海の諸島へ、そしてギリシャへと広がっていきました。

また、紀元前600年頃にはフェニキア人によって、モルドバワインが南フランスのマルセイユに伝えられました。

 

そして、紀元前500年頃にローマ帝国統治下、モルドバワインはローマ人によりヨーロッパ全土に貴族の飲み物として広がりました。西暦50年頃、モルドバより伝承した葡萄が、フランスのボルドーを中心に盛んに作れらるようになり、西暦56年頃より、この地域を中心にワインが作られるようになりました。

一般の人達にもワインが飲まれるようになったのはこの頃で、フランスを基点にワインは全世界に広がりました。日本においては、1877年初めに国産ワインが作られました。

 

以下表にまとめてみました。

紀元前7000年前(マグレモーゼ文化時代) 自生した葡萄により、モルドバは葡萄円として有名
紀元前5000年頃 ワイン造りを各家庭で行われる
紀元前3000年頃 職業してワイン生産が始まる
紀元前2500年頃 ギリシャ統治下、ワインの一大生産地になる
紀元前1700年頃 商品の対価として近隣諸国へ広がる
エジプトへ広がる
紀元前1500年頃 エーゲ海の諸島、ギリシャへ広がる
紀元前600年頃 フェニキア人によってモルドバワインが南フランスのマルセイユに伝わる
紀元前500年頃 ローマ帝国統治下、ローマ人によりヨーロッパ全土に貴族の飲み物として広がる
西暦50年頃 フランスのボルドーを中心に、モルドバより伝承した葡萄によりワインが造れられる
西暦56年頃 フランスのボルドーを中心にワイン造りが盛んに始まる

一般の人達もワインを飲むようになる。フランスを中心に全世界へ広がる

日本1877年 (明治10年) 国産ワインが初めて造られる

モルドバを中心にワインが世界に広がったということを知る方は少ないのではないでしょうか。モルドバワインに、こんな歴史があるとは著者も驚きました。

 

モルドバ共和国の場所はどこ?

 

モルドバワインを造っている、モルドバ共和国。それは、東ヨーロッパの西に位置し、ルーマニアとウクライナに挟まれた国です。

 

 

 

 

(出典:https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/moldova/index.html)

葡萄産業に関して、国家予算が国の経済の15%〜20%もあります。2004年に関しては、ワイン輸出は1億5000万USドルにも及びます。

外務省の基礎データによると、面積3万3,843平方キロメートル。日本で言うと、九州よりやや小さいぐらいだとのことです。

 

コレクションワインを製造しているミレスチミーチ社とは?

 

王侯貴族専用のコレクションワインを造っているメーカーが「ミレスチミーチ社」です。

ワイン貯蔵庫の長さはなんと、200キロメートル。世界最大のワイン貯蔵庫として有名です。

 

2006年には、世界最大ワインセラーと文化遺産としてギネス登録されています。

ミレスチミーチ社では、ワイン畑の土壌作り及びワイン作りには、天然肥料を使用しており、化学肥料などを一切使用しておりません。有機農業による製法を厳守しております。

 

つまり、ミレスチミーチ社のワインは、「人間の体に優しいワイン」と言うことです。

 

コレクションワインの製法をまとめていきます。


①葡萄を房を潰さないように手による収穫

②収穫された葡萄は木、房別に選別され、その中から、品質の良い葡萄のみ選別

③選別した葡萄の房の茎をひとつずつ手作業により丁寧に取り除く。

④葡萄の果実を圧搾して果汁を取り出す。巨大な樽に入れ、自然発酵により完全熟成するまで寝かしつける。
寝かしつける期間は数年〜20数年とワインの種類によりさまざま。

⑤出来上がったワインを瓶詰し、さらに数年〜数十年寝かしつける。


前提として、良い葡萄が取れた年のみ作られるため、毎年必ずにも造れるとは限りません。オーク樽に入れてから、3年間触ることが禁じられているなど、より細かい一定基準を通った物だけがコレクションワインになります。

ミレスチミーチ社のコレクションワインの基準に関して、詳しくまとめた記事はこちらになります。↓

 

モルドバワインの赤ワインや白ワインのおすすめは?

 

モルドバの葡萄品種は非常に多いことが特徴です。

品種で言いますと、白ブドウ種70%・赤ブドウ24%・テーブルワイン用6%の比率となっております。

 

モルドバでは在来の品種もあり、是非購入の際にはチェックしていただきたいです。

フェティアスカ・アルバ 白品種
フェティアスカ・レガーラ 白品種
ララ・ネアグラ 古来から、他品種とのブランドに使われる赤品種。
フェティアスカ・ネアグラ 赤品種
プラヴァイ 白品種 現在は希少品種。

(参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%90%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3)

 

よく耳にする、白葡萄品種で言うとシャルドネ、ソーヴィニヨン、赤葡萄品種で言うとカベルネソーべニョン、メルローは在来品種ではなく、導入品種といわれています。

 

 

それではまず、最初に、紹介させて頂くワインは王室御用達品となります。

ミレスチミーチ
「ネーグルデプルカリ1987/1997」赤ワイン
2006年までは王室専用に作られており、王室以外では飲食出来ませんでした。
しかし、モルドバ共和国の協力により、英国・米国・日本に限り限定輸出されることになりました。

 

ミレスチミーチ
「トランダフィルモルドバ」白ワイン
トラミナーピンクとトラミナホワイトから作られたホワイトデザートコレクションワインです。
ゴールデンカラーにピンクを混ぜたような色合いです。
樽で20年寝かせているため、琥珀色になっています。

 

ミレスチミーチ
「コードル」赤ワイン
深い赤色に少しダークブラウンが混ざったような色合いです。
チェリーのような酸味とリッチなテイストが特徴のワインです。

 

※随時記載していきます。

 

まとめ

 

今回は、モルドバワインに関してまとめていきました。ワインの歴史を知れば知るほど、深く面白いですよね。

王室御用達のワイン、味わってみたいですね。オーク樽にて造られており、年月も経っていることから、かすかに香る樽の風味を感じてもらえればと思います。

最近はステンレス製のワインも多いので、飲み比べてみればわかると思います♪

最後までご愛読ありがとうございました!

 

 

 

 

 

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